History
玉川屋の歴史・こだわり
玉川屋の歴史・こだわり
二本松製菓玉川屋には創業120年以上の歴史がございます。
創業者である祖父は、明治時代頃までは農家を営んでいました(現在の地より南西へ約2kmの正法寺町で営む)が、明治30年頃にはお菓子づくりを始めていたようです。
当初は兄弟4人でお菓子づくりをしていたようですが、祖父以外の3人は常磐炭鉱があった平(現在のいわき)の景気が良かったため、そちらに移りお菓子屋を営み、1人残った祖父は明治の終わり頃に生まれ育った正法寺町から現在の若宮に移り、お菓子屋を営み始めました。
以前、叔父やこの地で生まれ育った近所のお年寄りに聞いた話では明治〜大正時代には網で焼いた手焼きせんべいや、きなこを使った「青やぎ」のようなお菓子を作っていたようです。
私の子どもの頃まではせんべい屋で、売上のほとんどはせんべいだったようです。
60年ほど前から、私の父が時代の変化を素早く感じ取り、次第に現在のような商品に変えていきました。
せんべい以外の商品は、父と私が試行錯誤しながら品質を高めていったもので、当時は大変苦労した事を覚えています。
若宮の地は、戊辰戦争の際、二本松少年隊が官軍を迎え戦った大壇口の古戦場です。
この地で生まれ育った母からの進言で、元々好評だった黒飴を「二本松少年隊」の名称で黒飴を売り出す事になりました。
その影響もあり、黒飴が次第に一番の主力商品となっていきました。
創業当時から残っている商品は、「家伝 木の葉せんべい」のみとなりますが、時代が変わっても大好評で、現在でも当店の人気商品の一つです。
代表銘菓
登録銘菓「二本松少年隊飴」
二本松少年隊飴は当店の代表銘菓です。
黒糖、醤油(全菓博栄誉金賞受賞)、ゆず(11月〜3月)、はっか、茶玉(10月〜4月)、ゆず、塩など、様々な味の飴がございますので、是非一度ご賞味下さいませ。
その他、「家伝 木の葉せんべい」(全菓博会長賞受賞)、「小麦まんじゅう」、本練羊羹(全菓博名誉金賞受賞)、「うさぎ玉」、「青やぎ」は四季を通じて大好評です。
また、季節限定の春の「さくら餅(1月〜3月)」、「花見だんご(4月)」、「かしわ餅(5月)」は大好評で、当店自慢のおすすめ商品です。